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ハンドベル大解剖

 ここでは、ハンドベル(マルマーク社製)の構造を紹介します。

ハンドベル

 ハンドベルは「ハンドル」を手で握り、「クラッパー」と呼ばれる振り子を、「キャスティング」と呼ばれる金属部分に当てることで音が出ます。構造自体はいたってシンプルです。

 キャスティング部分は音質を重視し、コーティング等はされておらず、青銅がむき出しの状態です。そのため、ハンドベルは湿気や油にとても弱く、すぐに錆びてしまいます。よって、演奏するときには必ず手袋を使用し、キャスティング部分に素手でさわらないようにしています。また、保管するときにも、除湿剤が欠かせません。



さて、それではキャスティングを取ってみましょう。

キャスティングなし

 クラッパーがくっついている棒を「クラッパーシャフト」(シャフト)といいます。そのクラッパーがキャスティングに当たって音が出るのは先ほど説明したとおりですが、この時、「ヨーク」というシャフトの付け根にある部分が、「スプリング」に当たって跳ね返ります。すると、クラッパーは、鳴らす前の位置に戻るのです。

 これらの部品の働きにより、ハンドベルを連続して鳴らすことが容易になっています。また、クラッパーがキャスティングに当たる強さを調節する働きもあります。スプリングをきつく閉めておくと、クラッパーがキャスティングに当たる勢いがそれだけ弱くなるため、同じ強さで打っても音が小さくなります。逆にスプリングをゆるめると、音は大きくなります。

 しかし、ベルを鳴らしたときクラッパーが跳ね返るため、跳ね返ったクラッパーが反対側のキャスティングに当たってしまうことがあります(二度打ちと呼んでいます)。すると、音は二回鳴ってしまいます。もちろん、失敗です。(ただし、この現象を利用したシェイク奏法もあります。)

 そのため、スプリングはヨークの前後にひとつづつ付いており、クラッパーが倒れる側のスプリングよりも、反対側のスプリングをきつく閉めておくのが一般的です。



 さて、次はクラッパーに注目してみましょう。
 クラッパーは回転させることが出来るようになっています。キャスティングに当たる部分をソフト・ハード・ミディアムにそれぞれ変えることにより、音量・音色をある程度変えることが出来ます。
クラッパー
クラッパー



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